2013/01/15

International Center of Photography

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International Center of Photography
http://www.icp.org/

国際写真センター(International Center of Photography)は、1974年にコーネル・キャパにより開設された、アメリカのニューヨークに存在する写真専門の総合施設。
いわゆる芸術写真よりも、報道写真系統の色彩が強い。一般に、ICPと略称される。ときには、「インターナショナルセンターオブフォトグラフィー」とそのままでカタカナ表記されたり、「国際写真美術館」と表記されたりすることもある。
美術館(展覧会スペース)に、写真に関する学校であるThe ICP Schoolおよび情報センターも併設されている。ブックショップとカフェも設置されている。
3000名以上の写真家の作品を所蔵し、継続的に重要な展覧会を開催するほか(下記「開催された主な展覧会」参照)、写真関連の情報提供を行い、また学校からは多くの卒業生(写真家の卵)を生み出している。
1950年代に、コーネル・キャパの周りで写真家の死が相次いだことで(ロバート・キャパ(1954年)、ワーナー・ビショフ(1954年)、デヴィッド・シーモア(1956年)など)、彼らの写真作品の保存の必要性を感じたコーネル・キャパが、1966年に「the International Fund for Concerned Photography」を設立した。このファンドが発展して、国際写真センターの設立に至った。

国際写真センターについて本格的に紹介した日本語の文献はまだない。ただ、美術関係では(日本人にとって)ニューヨークの観光名所の1つになっていることから、アメリカやニューヨークの旅行ガイド本(または、海外の美術館を紹介するガイド本)などでは、いろいろと取り上げられ、様々な情報が紹介されている。 

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