イランのテヘラン現代美術館から、
ポロックの最高傑作が出品されている。
32年前、イラン革命によって“門外”不出となった伝説の作品《インディアンレッドの地の壁画》。読売新聞が同館に行ったインタビューによると、競売会社クリスティーズによる最新の評価額は200億円で、2006年にポロックの作品が記録した一枚の絵画の史上最高取引額1億4000万ドル(当時のレートで約165億円)をはるかに凌駕する。同館によれば、所蔵後の本作の海外への貸出は今回が初めてで、美術専門家の間でも「ポロックの作品のなかでも最上級の1点であることは間違いないだろう」と前評判が高い。
生誕100年 ジャクソン・ポロック展
http://pollock100.com/
会期:2012年2月10日(金)〜2012年5月6日(日)
会場:東京国立近代美術館
JACKSON POLLOCK
1912年、米国ワイオミング州コディ生まれ。一家で西部を転々としたのち、18歳の時、芸術家を志してニューヨークに出てくる。第二次世界大戦後、床に広げたキャンバス一面に塗料を即興的に流し込み、撒き散らす独自の作風を確立し、一世を風靡。ピカソ後の絵画芸術の新しい地平を切り開くとともに、モダンアートの中心をパリからニューヨークへと移動させる立役者となった。1956年、自動車事故によって逝去(享年44歳)。
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