
火の話
火の神から火をあたえられたニンゲンたち、火の神は一つ約束をしました。「火を使って、殺し合いをしてはならぬ」。──ニンゲンにとって「火」ってなんだろう。戦争から原子力発電まで、宇宙や神話という永い時間の中で考えてみたい──という思いからできた絵本。
黒田征太郎
1939年大阪生まれ。画家・イラストレーター。 米軍軍用船乗務員など多くの職業を経て、1969年、長友啓典氏とK2設立。1992年よりニューヨークにアトリエを構え、国内・国外で幅広く活動。 主な作品『KAKIBAKI』『戦争童話集・全4巻』『風切る翼』『もじと絵』『リオ 旅に出た川』他多数。2004年「PIKADON PROJECT」を開始。2009年活動の拠点を北九州市に移し、ライブペインティングや壁画制作等を精力的に展開。3.11の震災以降は東北にしばしば出かけ、表現者として全力投入している。近作絵本に『火の話』『昭和二十年八さいの日記』(文・佐木隆三)、『水の話』(文・近藤等則)、『土の話』(文・小泉武夫)、『岩になった鯨』(文・ふくもとまんじ)がある。

- 作者: 黒田 征太郎
- 出版社/メーカー: 石風社
- 発売日: 2011/12
- メディア: 大型本

水の話
いのちは全てつながっている──。水は宇宙からやってきた。そして地球上の全ての生命は水から生まれた。地球という小さな星がもっとハッピーな星になるよう……。「地球を吹く」トランぺッター近藤等則と黒田征太郎のコラボ絵本。
近藤等則
1948年12月15日今治市波止浜生まれ。中学校のブラスバンドでトランペットを吹き始め、京都大学卒業後、フリージャズの道へ。1978年、ニューヨークに渡り、インターナショナルバンドで世界をツアーして廻る。1984年、東京から世界へむけてKONDO.IMAバンドを結成。この時期、国内のメディアにも露出。1993年、東京での活動をすべてうちきり、アムステルダムに拠点を移し、「地球を吹く」を開始。イスラエル・ネゲブ砂漠、ペルー・アンデス、ラダック・ヒマラヤ、バリ島・アグン山、アラスカ・マッキンレー等地球の大自然の中で吹く。2011年6月、ダライラマ14世の提唱する「世界聖なる音楽祭」を宮島・厳島神社でプロデュース。2004年、黒田さんの「PIKADON PROJECT」に参加。2007年夏から日本列島の四季を吹く「地球を吹く in Japan」をスタートし、四季を三巡り吹いて、2011年秋終了。「地球を吹く in Japan」を映画化すべく、現在編集中。

- 作者: 近藤 等則
- 出版社/メーカー: 石風社
- 発売日: 2012/08
- メディア: 大型本

土の話
「こりねでまだ放射能なんていじりまわしたらよ、今度こそ何もかも終わりだもんない」。醗酵学の、あの小泉武夫氏と、魂のイラストレーター・黒田征太郎氏の強力コラボレーション。
フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発。「放射能は誰にも見えねべ」。土はすべての生命の根源。福島出身の「味覚人飛行物体」こと小泉センセイが、熱くかたる絵本。土の誕生からフクシマまでのストーリー。
フクシマの「土」が、阿武隈弁でおおいに語ります。
醗酵学の小泉武夫氏と、魂のイラストレーター・黒田征太郎氏の強力コラボレーション。フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発するイノチの絵本。