たぶん、おそらく、きっとね
片岡義男 著
novella*1200
1967年、東京。キャバレーのバンドマンとゲストの女性歌手として出会った二人は、どちらともなく鏡の中で視線を重ねた。三日後、男は部屋に電話が設置されると、番号を知らせるべき相手を紙に列挙し始める。それもまた、日常の一場面のはずだった――。書き下ろし小説。
- 作者: 片岡 義男
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 単行本
紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす武田砂鉄 著新しい書き手。自由な批評。「柔軟剤なしのタオルと同じ。読むとヒリヒリ痛くて、クセになる。」……重松清さん「世に溢れる陳腐な言葉と格闘することはこの世界と格闘することだ。」……白井聡さん「育ててくれてありがとう」「全米が泣いた」「国益を損なうことになる」「会うといい人だよ」「ニッポンには夢の力が必要だ」「うちの会社としては」……日本人が連発する決まりきったフレーズ=定型文を入り口に、その奥で硬直する現代社会の症状を軽やかに解きほぐす。言葉が本来持っている跳躍力を取り戻すために。初の著作、全編書き下ろし。【目次】はじめに「乙武君」………障害は最適化して伝えられる「育ててくれてありがとう」………親は子を育てないこともある「ニッポンには夢の力が必要だ」………カタカナは何をほぐすのか「禿同。良記事。」………検索予測なんて超えられる「若い人は、本当の貧しさを知らない」………老害論客を丁寧に捌く方法「全米が泣いた」………〈絶賛〉の言語学「あなたにとって、演じるとは?」………「情熱大陸」化する日本「顔に出していいよ」………セックスの「ニュートラル」「国益を損なうことになる」………オールでワンを高めるパラドックス「なるほど。わかりやすいです。」………認め合う「ほぼ日」的言葉遣い「会うといい人だよ」………未知と既知のジレンマ「カントによれば」………引用の印鑑的信頼「うちの会社としては」………なぜ一度社に持ち帰るのか「ずっと好きだったんだぜ」………語尾はコスプレである「“泣ける”と話題のバラード」………プレスリリース化する社会「誤解を恐れずに言えば」………東大話法と成城大話法「逆にこちらが励まされました」………批評を遠ざける「仲良しこよし」「そうは言っても男は」………国全体がブラック企業化する「もうユニクロで構わない」………ファッションを彩らない言葉「誰がハッピーになるのですか?」………大雑把なつながりおわりに

- 作者: 武田 砂鉄
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2015/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
神田駿河台のトタンと室外機。となりが駐車場に。
印旛沼CR〜成田街道〜新川CR〜27.06km。八千代市下市場2丁目あたり。
佐倉市上志津あたり。
結縁寺からスタート。新川CR〜八千代〜25.85km。
文京区湯島3丁目、パーキング角のトタン。
台東区上野1丁目、つながる建物。