2011/11/17

杉浦康平・脈動する本

Copyright: Kohei Sugiura / Musashino Art University Museum & Library


杉浦康平・脈動する本
デザインの手法と哲学
Vibrant Books
Methods and Philosophy of Kohei Sugiura's Design

会 期|2011年10月21日(金)ー12月17日(土)
    10月30日、11月3日は特別開館日(予定)
休館日|日曜日、祝日
時 間|10:00〜18:00(土曜日、特別開館日:17:00閉館)
入館料|無料
会 場|武蔵野美術大学美術館 展示室3
主 催|武蔵野美術大学 美術館・図書館
共 催|武蔵野美術大学 造形研究センター
    武蔵野美術大学共同研究「杉浦康平のデザイン」研究グループ
協 賛|株式会社講談社
    株式会社角川グループホールディングス
協 力|杉浦康平プラスアイズ
    武蔵野美術大学 デザイン情報学科研究室
    武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科研究室
    武蔵野美術大学 基礎デザイン学科研究室

    【特別協力】
    大日本印刷株式会社
    凸版印刷株式会社
    EPSON
    株式会社竹尾
    中越パルプ工業株式会社

助 成|公益財団法人 花王芸術・科学財団

声を放つ文字、図像が踊る紙面構成、めくるめく手法展開。
半世紀を超える仕事を一望し、独創力の核心に迫る。

展覧会概要
 杉浦康平氏は1950年代後半に、建築を学んだ異色の逸材としてデビューを果たし て以来、デザイン界にかつてない領域を開拓してきました。とりわけ、非広告系の ヴィジュアルコミュニケーション・デザインを初めて本格的に追究したことが特記 されるでしょう。また、1980年代からは、アジアの図像研究に目覚ましい成果を残 しており、デザイン作品においてもアジア固有の世界観を見事に映し出しています。
 杉浦氏は、日本を代表するグラフィックデザイナーとして半世紀を超える活躍を 繰り広げ、毎日芸術賞、紫綬褒章をはじめ数々の賞を受賞。その功績は国内外に大 きな影響を与え、今日に至っています。
 本展は、杉浦氏がとりわけ心血を注いで取り組んだブックデザインを中心にすえ、 代表作、および半世紀を超える仕事を一望し、独創力にみちたデザインの核心に迫 ることを意図しています。
 日本のブックデザインを牽引してきた、初期から現在に至るまでの膨大な造本作 品の中から、重要な作品をテーマごとに体系的に展示。従来の本づくりの概念を覆 す斬新な発想による、幾多のデザイン語法、また、時流を超越する普遍的な造形理 念と深い精神性を、多元的に浮き彫りにします。
「紙の本」の制約を乗りこえる、宇宙空間に匹敵するデザイン世界の創出。杉浦氏による不断の挑戦は、今日の「電子本」の登場をも予見した、先見性あふれる軌跡と もいえます。
 杉浦氏の展覧会は海外を含めて幾つとなく行われてきましたが、全体像を把握で きる展観は日本初となります。類いない杉浦デザイン世界を俯瞰すると同時に、圧 倒的な創造力を体感できる展覧会となるでしょう。
(武蔵野美術大学美術館HPより)

0 件のコメント: