「昭和」は64年間という、歴代元号の中で最長であり、戦前の昭和恐慌から太平洋戦争、そして敗戦、その後の驚異的な復興で「ジャパニーズ・ミラクル」と称された高度成長期、そしてバブル経済期までと、まさに「激動の時代」でした。
この期間はグラフ・ジャーナリズムが大いに発展し写真の価値が高まった時期でもあり、とくに戦後は、開放的な社会の雰囲気の中で、多くの写真家たちが、それぞれの個性を存分に発揮し、素晴らしい写真が沢山撮影されました。
この写真展では、木村伊兵衛、土門拳をはじめとする、日本を代表する写真家たちが捉えた「昭和」、戦前のモダンな都市風俗、戦時下の生活から、敗戦後の復興、そして発展に向かうまでの歩みを、庶民の暮らしや街の様子を中心にご覧いただく写真展です。写真家たちの目を通した「昭和の記憶」。見る人に強く働きかけるとともに、どこか懐かしく心温まる、写真をご覧いただけます。
出展写真家:木村伊兵衛、土門拳、濱谷浩、林忠彦、薗部澄、
長野重一、田沼武能、熊切圭介
会 場: フジフイルム・スクエア 入場無料
会 期: 9月7日(金)〜9月26日(水)
午前10時〜午後7時(入館は午後6時50分まで)
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