2016/10/05

近くても遠い場所

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近くても遠い場所
一八五〇年から
二〇〇〇年の
ニッポン

木下直之 著
A5判 336頁
定価:本体2,500円+税 晶文社

戦前に町の中にあった戦争の英雄・軍人像が戦後は平和を祈る裸体像に変わった。戦後に多く作られた動物園は、いまや財政難で、おいそれと野生のゾウを購入できない。多くの祭りは神輿を担いで盛り上がるが、江戸では仮装行列をして練り歩いた。隣にあってしかるべきだと思っていたものは、常に刻々と変化している。見世物、絵馬堂、美術館、動物園、お城、戦争……著者は見慣れた風景の中に、見落としてきたものを見つけ、新たな意味や価値を発見する。およそ150年の日本社会の変遷を、風景から掘り起こす歴史エッセイ



近くても遠い場所: 一八五〇年から二〇〇〇年のニッポンへ

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